【はい論破!】ひろゆきも使っている!上司を黙らせるテクニック「ソクラテス式問答法」

戦う
パワー将軍
パワー将軍

お前、いつもいつも仕事が遅いんだよ!
ったく…使えねぇやつだなぁ。
新入社員の方がお前より100倍使えるわ

こんなひどいこと…言われた経験はありませんか?

市之丞
市之丞

はい、そうです。
いつもお馴染みの、過去に拙者が上司に言われた内容です…(笑)

こうやって文章にしていて思い返しても…本当に腹が立ちますよね💢(笑)
でも、こんなことを言ってくる敵との会話には、注意深く耳をすまさなければなりません。
このような指摘をしてくる敵には、だいたい矛盾点がたくさんあるからです。
その矛盾点を突いていくのが、今回紹介するソクラテス式問答法なのです。
今回は、ソクラテス式問答法を使用した論破術を伝授します。

今回の記事でわかること!

  1. 論破術「ソクラテス式問答法」とは?
  2. 余談〜ソクラテスって誰なの?
  3. ソクラテス式問答法の使用例
  4. 実際に拙者が使用してみて、どのような効果があったのか?

ひろゆきも使っている論破術「ソクラテス式問答法」とは?

ソクラテス式問答法(Socratic Questioning)とは、古代ギリシャの哲学者ソクラテスが用いた対話術で、質問を通じて相手の思考を深め、論理の矛盾を明らかにする方法です。
この技術は、教育・心理療法・議論・問題解決など多くの分野で活用されています。

そして、この技術は教育等の分野のみならず、相手の発言の矛盾を論理的に突き、最終的に「自分で間違いを認めざるを得ない状況」に追い込む、するどい論破術のひとつなのです。

市之丞
市之丞

ソクラテス式問答法は、パワハラ上司に対抗するうえで極めて有効な武器となるんです!!
なぜなら、パワハラ上司の発言は 感情的・非論理的 なことがほとんどです。
いざ追求してみると、実に中身のない指摘・言及であり、追求に応えられない場合が
多いのです。

西洋哲学の礎を築いたソクラテスって誰?

ソクラテス(Socrates, 紀元前469年ごろ~紀元前399年)は、古代ギリシャの哲学者であり、「西洋哲学の父」とも呼ばれる人物です。
彼は自らは一切の著作を残さなかったにもかかわらず、弟子たち(プラトン、アリストテレス等)の記録によってその思想が現代まで伝えられています。

哲学者ソクラテスとは何をした人なのか?
簡単にまとめると…

  • 無知の知(むちのち)」で有名
    「私は自分が知らないということを知っている(I know that I know nothing.)」
    という名言を残し、自分の内面と真摯に向き合うことを促しました。
  • 問答法」で人に考えさせるスタイルを提唱
    質問と対話を通して、相手の考えの矛盾を明らかにする「問答法」という思考法を提唱し、これが現代教育のルーツとなっています。
  • 道徳哲学の第一人者
    「人はどうあるべきか?」という究極の問いを打ち立て、生涯研究しました。
市之丞
市之丞

ソクラテスは「問い続けること」の大切さを説き、対話を通じて人間の在り方を深く考えた哲学者。
知識のあり方、倫理、教育、そして「どう生きるか」という根源的な問いを現代に残した人物です。

ソクラテス式問答法の使用方法

ソクラテス式問答法は、相手の主張に対して5つのタイプの質問を使い分けることで効果を発揮します。

  1. 「概念」を明確にする質問
  2. 「根拠」を問う質問
  3. 「反例」を示す質問
  4. 「別の視点」を提示する質問
  5. 「影響・結果」を問う質問

なにやら難しそうなワードが並んでいますね…ひとつひとつ見てきましょう!

「概念」を明確にする質問

抽象的な批判を具体化させ、具体的説明を求める。

パワー将軍
パワー将軍

お前、いつもいつも仕事が遅いんだよ!
本当に使えねぇやつだなぁ💢

市之丞
市之丞

パワー将軍のおっしゃる「仕事が遅い」とは、具体的にどの部分の仕事のことですか?
また、いつまでの期限でしたら、仕事が遅くなかったのでしょうか?

ここでは、指摘されている部分について、定義や前提などをはっきりさせた上で話し合いをするべきです。

「根拠」を問う質問

感情的・抽象的な批判を、データや論理に基づくものを示させる。

パワー将軍
パワー将軍

お前、いつもいつも仕事が遅いんだよ!
本当に使えねぇやつだなぁ💢

市之丞
市之丞

パワー将軍のおっしゃる「仕事が遅い」とは、なにを基準にしておっしゃっているのですか?

相手が、なにを根拠に批判をしてきているのか?明確にしましょう。

「反例」を示す質問

相手の発言に矛盾があれば、それを明らかにする。

パワー将軍
パワー将軍

お前、いつもいつも仕事が遅いんだよ!
本当に使えねぇやつだなぁ💢

市之丞
市之丞

A先輩と同じタイミングで提出しているのですが、それでも仕事が遅いというのでしょうか?

相手の主張に一貫性があるのか?を確かめる必要があります。

「別の視点」を提示する質問

相手の主張に対して、客観的視点から見て視野を広げる。

パワー将軍
パワー将軍

お前、いつもいつも仕事が遅いんだよ!
本当に使えねぇやつだなぁ💢

市之丞
市之丞

●●部分について、修正が必要だと思い時間をかけてしまいました。
この点について、パワー将軍は修正の必要はないとお考えですか?

「影響・結果」を問う質問

相手の発言が本当に合理的かどうかを見極める。

パワー将軍
パワー将軍

お前、いつもいつも仕事が遅いんだよ!
本当に使えねぇやつだなぁ💢

市之丞
市之丞

パワー将軍は「仕事が遅い」とおっしゃいますが、現在どのような影響が生じているのでしょうか?

相手が批判している部分について、影響や結果が生じているのか?を確認する必要があります。

【いざ検証!!】拙者が実際に「ソクラテス式問答法」を実践してみた!!

マニュアルを書くのは簡単…
重要なのは、ソクラテス式問答法が実戦で使えるのかどうか。
実際に、拙者が戦場で試してみましたので、戦歴を報告します(笑)

⭕️成功例

パワー将軍
パワー将軍

市之丞!お前やる気あんのかよ。
やる気ねぇなら仕事辞めちまえ!

市之丞
市之丞

精神論ゴリ推しすぎるでござる…
…あれ、これチャンスでござる?
ソクラテスよ…拙者に力を貸してくれい!!

市之丞
市之丞

やる気はあります。
拙者のどの行動がやる気がないのでしょうか?

パワー将軍
パワー将軍

…もっと主体的に動けって言ってんだよ!
そんなことも分かんねぇのか!

市之丞
市之丞

どの業務について、どのように行動すれば主体的と言えるのでしょうか?

パワー将軍
パワー将軍

……(困る)。
知るか、そんなの自分で考えろ。(トーンダウン)
もういい💢(逃げた)

市之丞
市之丞

あれ、これって、将軍困ってるよね?逃げたよね?
ソクラテス式問答法の効果
でござるよね

個人的には、この問答の仕方で勝ちを確信したでござる(笑)
「いやいや違うだろ」という声もあるかもしれませんが、自己満足で十分なのです!!
将軍の威圧的な態度に、逃げずに立ち向かえた自分を褒めたい😄

これは、おそらくソクラテス式問答法の「概念」もしくは「根拠」を問う質問であると思います。

拙者の上司、パワー将軍は、昔かたぎな人物でけっこう精神論をゴリ推しに表してくるタイプです。
けっこうこういう上司いますよね?

精神論も、時には必要だと思います。
苦しいとき、辛いとき、さまざまな場面において、メンタル一つでパフォーマンスが変わるシーンも確かにある!

でも、仕事においてこんな抽象的であいまいな表現は良くないですよね。
今回は、その抽象的であいまいな批判を追求してみたところ、将軍が明らからに困っている様子が見受けられました!!(してやったり)

最終的には「もういい!」とサジを投げられ、お説教タイムは無くなりました。
このような精神論ゴリ押しタイプの場合、具体的な根拠はほとんどないんですよね。
そこを突いていくのが、ソクラテス式問答法であるのだと、身を持って実感したでござる。

❌失敗例

ちなみに、ドラマみたいにそんな上手くいきません(笑)
ちゃんと失敗もしています(笑)

とある日の終業時間間際。
拙者の提出書類に目を通していたパワー将軍から言われた心ない一言…

パワー将軍
パワー将軍

市之丞!なんなんだこの書類は!
雑な仕事してんじゃねぇよ!
ちゃんとやれって言ってんだよ💢

市之丞
市之丞

抽象的な指摘でござる…どこを直せというのじゃ。
…あれ、これソクラテス式問答法のチャンスでござるな?
ソクラテスよ…拙者に力を貸してくれい!!

市之丞
市之丞

すいません。パワー将軍のおっしゃる「雑」というのは、具体的にどこの部分のことをおっしゃっているのですか?

パワー将軍
パワー将軍

全部だよ、全部!
全部雑なんだよ💢

市之丞
市之丞

全部というのは、Aの箇所のことですか、それともBの箇所のことですか?

パワー将軍
パワー将軍

だからどっちもだよ!
Aの箇所は、●●についての説明が全然足りてないんだよ!
もっと具体的に説明しないと、見てて訳わかんねぇだろ馬鹿が!

Bの箇所については〜〜〜〜〜〜〜〜

……とまぁこんな風に、大敗したでござる。
完全な負け戦でござる。
パワー将軍の抽象的な批判に対して、ソクラテス式問答法の「概念を明確にする質問」を試してみました。

拙者の追求に対し将軍が、「全部だよ!全部💢」と言ってきた時は

市之丞
市之丞

あれ、これって、さては、なんも考えてないでござるな?
ただ感情で批判してきただけでござるな?

そう思ったのも束の間、将軍から具体的な指摘箇所を示されました。
そう…将軍が特段の理由なく、ただ感情的に批判してくる場合、このソクラテス式問答法は効果を発揮すると思います。

しかし、将軍が、明確な根拠(理由)のもと指摘してくる以上、それは業務的な意図が含まれた是正事項なのです。

言い方は完全にパワハラですが、明確な根拠(理由)を示された以上、その部分を是正するほかありませんでした。

まとめ

ソクラテス式問答法は 冷静に質問を重ねて矛盾を暴く ことで、パワハラ上司を 自滅 させる強力な武器です。
この方法を利用すれば、パワハラ上司の発言を論理的に封じ、精神的に優位に立つことが可能になります。

ただし、この戦法は 相手を完全に追い詰めすぎると逆ギレされる 可能性もあるので、状況を見極めながら使うのがポイントです(笑)

使いどころを間違えなければ、理不尽なパワハラを跳ね返す、よき兵法書の一つでござろう。

市之丞からのメッセージ

以上、最後までご覧いただき誠にありがとうございます。
本ブログでは、拙者が受けたパワハラの体験談と戦いの歴史を紹介しています。

その上で、読者の皆様にパワハラに負けないメンタル必勝法」「戦う心理学」を伝授し、より良い人生を歩んでいただくことを目的としています。

今、辛い毎日を送っている方へ。

あなたは一人ではありません、拙者も日々パワハラを受けている身…
少しでも心が軽くなり、前向きになれるヒントをお届けできれば幸いです。

市之丞
市之丞

「過去を変えることはできない。だが、今この瞬間から未来を変えることはできる。」(カール・バード)

昨日よりも今日、今日よりも明日、一歩ずつより良い明日に向かって進んでいきましょう!

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